彼の人生
彼の人生は
いったいなんだったんだろう
私は今までほんのうわべだけしか
みていなかったのかもしれない
ひとり 部屋の中
無造作に散らばっている本たちが
彼を物語っているようで
なぜだか涙 あふれてきた
彼の人生は
いったいなんだったんだろう
人の過ちは消えることはないの
後悔しても戻ることはできないの
ひとり 部屋の中
自分なりの後悔と
取り戻したいと願う気持ちが
入り混じってる
この空気が切なさを感じる
無造作で不器用な彼の
少し淋しげな後ろ姿
むかしは憎んでた わたし
けれど今は いとおしく思える
今からでも遅くない
溢れる愛情で包んであげたい
彼を想うと切なく
なぜか涙 あふれてきた
むかしより小さな 父の後ろ姿
